2012年9月16日日曜日

だんじり基礎知識



ここで、だんじり祭りがよくわからない方のために簡単にご説明。

「だんじり」

曳行されるだんじりは総造り(黒檀等を装飾的に用いることもある)、前方に100mほどの2本の綱をつけ、500人程度で地元の町を疾走する。囃子を奏でる大小の和太鼓が備えられ、そこに篠笛が加わる。欅には女神が宿るなどと言われ、女性がだんじりに乗ることはできないが、女児はその限りではない。成人女性も曳き手として参加することは可能だが、18歳程度で止めて、後は男性をサポートする立場にまわる者が圧倒的に多い。これがだんじり。
細部まで見事な彫刻が施されている。またその彫刻は町によって異なる。(Wikipediaより)




「やりまわし」

山車、屋台を華とする全国各地の祭礼において、その山車、屋台が曲がり角で方向転換するさまは大きな見所となっている。例えば京都の祇園祭の鉾は車輪の 下に、割った竹を敷いて滑らせる「辻まわし」を行う。飛騨高山祭の山車は「戻し車」という第五番目の車輪を使い、変則の三輪となって角を曲がる。
 ところが岸和田のだんじりは他の山車のように慎重に角を曲がるのではなく、勢いよく走りながら直角に向きをかえる。言葉では簡単だが、重さ四トンを超える だんじりを走りながら操作するのは容易ではない。祭りの二日間、だんじりは定められた曳行路を何周も何周も駆け巡り、そして曲がり角ごとに「やりまわし」 を行う。その迫力とスピードにおいては岸和田だんじり祭を上回るものはないと言える。だんじりを前へ前へと曳く青年団、旋回のきっかけをつくる 前梃子、舵取り役の後梃子、後梃子に合図を送る大工方、それぞれのタイミングを合わせるのが難しく腕の見せどころである。速く、正確に「やりまわし」を行 うには、それぞれの持ち場を受け持つ各団体の息が合うことが重要となる。そのため、町ごとの仲間意識が非常に高く強いのも岸和田だんじり祭の大きな特長で ある。 (岸和田市ホームページより)

そのスピード、早い時は全力疾走の8割程度か。なかなか早い。
数百人が一斉に走るので、疾風が起きる。
このスピードが早ければ早いほど、歓声があがる。


しかし、ながら3回に一回ぐらいの割合で救急車が来ている。
ぼくが見ている限りでも、一人がだんじりの上からおちて、
顔から地面に放り投げられたし、ゴトン!と大きな音をたてて、だんじりそのものが倒れたこともあった。
死者もよく出るそうだ・・・ 昨年も亡くなられたとか