2013年3月25日月曜日

商店街な一日

大阪商工会議所が主催する『商店街フォーラム』に参加する。
日本各地の商店街関係者が集まるサミットのようなイベントで、
新世界市場ポスター展とセルフ祭のことを話した。
立派なホールで数百人を前に話すことなどなかなかないので、話す前に写真を撮ってみた。

まずは、この二つをさらりと説明し、最後にこの二つをやって気づいたことを話した。

「商店街は表現の器としての機能がある」

セルフ祭の時は地元アーティストたちの発表の場
ポスター展は電通のコピーライターとアートディレクターたちの発表の場

として新世界市場は機能したのである。
商店街はギャラリーやアートイベントと違って、来客数が多い。
アートなどに興味のない普通の人々に見てもらえる。
これは本当に大きな違い。
自分たちの世界に閉じこもりがちな作り手にとって本当にいい機会になる。
そして、何かつくることを通じて同じ作り手、見てもらうひと、商店街の人々など
上下左右の関係ができる。

もう1つ。
「ヨソ者だからこそできることがある」

商店街の中の人は様々な決まりや人間関係に縛られている。
長年いるからその良さに気づけないことが多い。
ヨソ者はそんな関係に縛られずに、自由に動ける。
先入観なく商店街を眺めることができる。
だからこそできることがある、と。

評判はなかなかよかった。
自分の全く知らない日本全国の商店街業界の人々と話し夜は更けていった。

それにしても商店街の人々は声が大きい。
日々の仕事柄、そうなるからであろうか。

全国の商店街がポスターで埋めつくされ、
全国の商店街で奇祭が行われますように。