2013年3月11日月曜日

マレーシアの中の日本

本屋にいくと、ドラゴンボールがあった。
その隣には、クレヨンしんちゃん。






















あれ、3巻から天津飯が出てきたっけ?と不思議に思い、
ネットで調べてみると、やっぱり日本の背表紙と10巻までが違っていた。






晩飯を食おうと町のレストランに入ると『キテレツ大百科』がテレビから流れてくる。
毎週18時半から放送されているそうだ。
このほか、マレーシアでは、ドラえもん、ワンピース、NARUTO、ガンダム、クレヨンしんちゃんなどが人気だとのこと。日本のアニメは本当にワールドワイド。




でも、今、もっともホットなのは これ PSY の『GUNNAM STYLE』
K-POPの歌手なんだけど、すごい人気。
行く先々で「Are you Korean ?」ときかれた。ぼくがKoreanっぽいからではなく、
(だいたいまずJapanese?ときかれ、次にChinese?ときかれることが多い)
おそらく「Yes」と答えると「Gunnam Style!」とみんな答えたいからなのだろう。

恐るべし、K-POPの快進撃。
日本は、音楽は特にダメだなあ。
とある人にきいたのだけれども、日本の音楽が世界に通用しないのは、
(Boredomsなど世界に通用している日本のアンダーグラウンドミュージックを除く)
日本の音楽が手厚く保護されているからだそうだ。
JASRACという音楽著作権を管理する団体があり、カラオケの収入などで歌手はわりとすぐうるおっちゃう。
日本の広告もそう。いい広告つくらなくてもある程度の暮らしができてしまうから、世界に通用しないのだろうな。

逆に、漫画家は印税ではそんなに暮らせないそうな。だから、必死に描く。
だから、いいものが生まれる。

日本で必死に公正に競争している業界は、世界でも通用する。
いくら競争していても、いびつな競争(これ、受験、ケータイ、電力、芸能界、広告業界を初め日本に本当に多い)
をしている業界は、世界に通用しない。

まあ、そんな、マレーシアで考えなくてもいいことを考えた。
考えなくてもいいことをあれこれと考える、それが旅なのかもしれないが。