2013年6月29日土曜日

セルフ市 その2

特によかったのはハルキのファミコン屋。
「マイクタイソンパンチアウト」「マッピー」「アイスクライマー」
「キン肉マンタッグトーナメント」などセレクトが素晴らしい。
やり出したら止まらない。自分の出店も忘れてしまう。


もう1つ、神田キョクリの中国物産店。
著作権侵害もさることながら、デザインもヤバい。
他にも、演歌歌手バッジや、中国製コンドームなどすばらしい品揃え。




ぼくは家のガラクタを売ったり「写真・プリント・悪口」をしたり。

この日のベストはこれ。
「実家出ろ」






この日のMVPは「MCみかん」
フリースタイルラップを得意とする。

午前中、普通の髪型で来たみかんに
「今日ステージ空いてるからラップ頼むわ」と言うと
「一旦家に戻ります」と帰ってきたらこの頭。
「バックの音楽誰かお願いします」とミュージシャンを引き連れて
意気揚々とステージに立った。

しかし、言葉が全く出てこない。

そう、それは、ぼくが彼の言葉を破壊したからでもある。
ぼくはMCバトルで以前、彼に完勝したのだ。

5月末のセルフ市の打ち上げでぼくはみかんと戦った。

「この腐った世の中におれは中指を突っ立てる」

などとリズムと勢いはいいが中身のない反体制的なことばかり歌うので

「現実に反対ばっかりしてないで 
 もっと現実をみろ 持てないから社会に反対してかっこいいフリしてるんだろ
 マイク握るより自分のちんこを握るのがお似合いだぜ この童貞野郎」

と彼は童貞ではないのだが 童貞っぽいので
あれこれ歌って圧勝した。
完膚なきまでにたたきのめしたといっていいだろう。

バトルの後、かなり落ち込む彼をまるでテニスで敗者に声をかけるように
「反対ばっかりするのは簡単なんだよ
 問題はそこから作りだすことなんだよ
 新しいものをつくって今の既存のものを壊すんだよ」

と語ると、彼も感銘を受けたようで何か、作り出そうと思い始めたようだ。
そして、今回ステージに立った。

しかし、いつも反社会的なことをメッセージとしていた彼は
新しいものが出てこなかった・・・
そういう自分が悔しかったようだ。
失意のまま、ステージを降り、3万円だけ持ってバンコクへ旅立った。

帰ってきてからどんなライムを畳み込んでくるのか、
みかんとの再会が楽しみだ。



余談だが
いつも言葉に接し、時にはレトリックや韻をふんだりと
言葉を上手に扱うことに長けているコピーライターはラップバトルに強いかもしれない。
今度、コピーライターでフリースタイルラップしたい、いや、やろう、やる。