2014年3月27日木曜日

西表島 5日目

この日は朝からジャングルクルーズへ。
ディズニーランドのジャングルクルーズではない。
本当のジャングルクルーズである。
両サイドはマングローブの森。船で上流へと上っていく。
『地獄の黙示録』のようだ。
上流には顔を白く塗った狂った大佐がいるやもしれない。



途中、大粒の雨が降る。



川の突き当たりには滝。狂った大佐はいなかった。

マングローブは、汽水域にしか生えない。
そんな生育環境であるのに塩分が大の苦手なのだ。
海水の塩分を処理しなければ行きていけない。では、どうするか。
1枚の葉にだけ塩分を集めるようにして、犠牲になる葉をつくるのである。
全体を救うために1枚を犠牲にする。なかなか、人間味のある植物である。


沖縄最大の浦内川。水際の点はすべてカニである。

午後からは海辺を散策。潮の引いた磯のくぼみには脱皮したての蟹がいる。

こちらはまた別の蟹。「娘に脱皮って何?」と訊かれたが
3歳の子どもが理解しやすいようにうまく説明できない。
「着替え」でもないしなあ。


西表島では塾などないからだろうか、こぞって家庭学習をすすめている。(上原)



天然記念物がしんだわりに、軽いノリの看板である。 (上原)



西表島の物流を牛耳っているといわれているやまねこ宅配。
やまねこはくろねこの手下なのである。(浦内)



千口さんという人が飼っているヤギなのか、ヤギの名前が「チロ」なのか。 (船浦)

脇道に入ると20センチほどの立派なカメ。
セマルハコガメというリクガメである。(船浦)

前方を見ると、亀の甲羅のような、緑に埋没しつつある車 (船浦)


夕暮れの浜辺。
冨永家の誰かが書いたに違いない「トミナガ家」も波に消されていくのだろう。
今日は西表島最後の夕暮れ。いよいよ明日は西表島とお別れだ。(浦内)

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