2015年4月30日木曜日

満開のおじいさん

大野へ。
車窓から見えるのは濃いピンクの線。



シバザクラが満開なのだ。
シバザクラを田んぼの畦に植えると雑草が生えにくいそうだ。


おじいちゃんも満開である。

GWに大野には美しいシバザクラがあちこちに咲くので、
サクラの花見が終ればシバザクラの花見へぜひ。。 (犬山 大野)


町の安心感

福井駅前のベンチ酒を飲むおっさんたち。
雰囲気からしていつもここに来てだらだらと飲んでいるようだ。
こういうおっさんがいる町はついついほっとしてしまう。 
(福井駅)

2015年4月28日火曜日

都会の料理人

街中を歩いているともくもくと煙とともに香ばしい香りが漂ってきた。


よく見るとカツオを炙っている。
寿司屋の店主が店の前で原付に座りながらカツオを炙っている。
店内でやると煙たくなってしまうからだろうか。
大阪の街の真ん中の漁師町のようなのどかさに心癒される。
(上本町)


2015年4月26日日曜日

なぞの価格帯

いつもよりも値段が高騰していそうで不安である。 
(新町 大分)

地獄の住人と地獄の番犬

別府名物、地獄めぐり。まずは海地獄へ。


泥からぷくぷくと湧き出る鬼石坊主地獄


かまど地獄


血の池地獄


そして鬼山地獄、別名ワニ地獄。
温水を利用してワニを飼育している。
その地獄って温泉そのものやないやないけ!
と大きくツッコミを入れた。
別府の地獄めぐりじたいがゆるいのだが、この地獄はとりわけゆるい。


ワニのすぐ後ろには民家がある。


こんな所に人が住んでいるのかと思っていたら
身なりのよい夫人が犬を連れて出てきた。


湯けむりの中おばちゃんは進み、


湯煙の中、しばし散歩させて


そしてまた家へ戻った。
きっと二人して地獄を見回っているのだろう。 (鉄輪 別府)

嫌煙の仲

「人間よ、ここではタバコは吸うな」ということだろうか。
(高崎山 大分)

2015年4月19日日曜日

仏教寺院 石手寺

道後温泉の先、石手寺へ。
松山のおすすめをきくと、趣味があう人がこぞってすすめるので行ってみた。
入口のど真ん中に「集団自衛権不用」の看板がある。




山門にも看板。



運慶快慶作の国宝の前にこれである。
もっと国宝を大切に扱うようにと国から言われたらしいが
「国宝に指定される前からずっとここにあったんじゃい」と
突っぱねたらしい。かっこいい。




山門をくぐる。
広い境内にはお経が鳴り響いている。



四国八十八ヶ所霊場の第五十一番札所とあって参拝客も多く、
どことなくゆるい。






雰囲気ある境内の一画には
数分にしてお遍路を巡れてしまうサービス精神あふれるコーナーがある。





境内を横切り、奥へと進む。
「マントラ洞窟」なる場所へ。
地蔵がずらりと並んでいる。




洞窟を抜けると空気が変わる。
閻魔大王が鎮座する英語表記のポップなゲート


ゲートをくぐると朽ちた像



緑と一体化した像。


頭だけの石仏

これまた壊れた仏像


頭だけの石仏



さらに奥へと進むと宇宙船のような物体が現れた。
中に入って写真を撮ろうとすると、
法事をされているご遺族の方がいらっしゃったのですぐに去る。
ここは納骨堂なのであった。


納骨堂の右手には断食するブッダの巨大な象がある。
ポリカーボネートだけど



その周囲には木像がずらりと並ぶ



仏像とも何ともつかない像がたくさん置かれている。
「世の中の不思議なものが全部ここにあるみたい」
とこの場にいた女性観光客がぽろりとこぼした。




寺と閻魔大王パークの間には幼稚園がある。
まるで天国と地獄の間にあるような場所で
園児はどのように育つのだろうか。



幼稚園の前でお遍路巡りの巡礼者が五十二番目のお寺の位置を訊ねている。



また境内に戻る。今度はインドの仏像が置いてあるコーナーへ。


 ブッタの一生がこの彫刻で表現されている。
キリスト教の教会のステンドグラスにイエスの一生が描かれているように。
インドで見た寺院を思い出す。





このようにインドで制作されたレリーフがある中・・・



なぜかレリーフ:タヌキ=4:1の割合で置かれている。



さらには仏教の用語を解説したパネルやボードがあったり、


浄財の使い途をきちんと賽銭箱に明記したり

その活動報告を行っている。

この寺の魅力は何だろうか。
国宝がありながらも、珍スポットでもある、この二面性はもちろんだが、
それ以上に、全体にサービス精神にあふれているのである。
わかりやすく仏教の教えを説いたり、仏の一生を説明したりと、
仏教というものを真剣に教えようという姿勢を感じるのである。
これが寺のそもそもの目的ではないだろうか、
京都やどこらの格式ある寺が忘れてしまったもの。
寺というよりは仏教寺院というべきだろうか。

ぼくの好きなお寺はここ石手寺と四天王寺。
共通点は両方が入場料無料であること。
立派なものがたくさんあるのになんだか敷居が低く感じること。
地元住民に愛されていること。

ついついここに半日ほどいてしまって、
ほとんど道後温泉の観光ができず、帰路に着く。