2015年12月9日水曜日

知られざる島

仕事先に行くために船に乗る。
行き先は沖島という場所。
日本で唯一の淡水に浮かぶ有人島である。


連絡船に乗り込む。

およそ10分で沖島に到着する。
人口約300人、ほとんどが漁業に携わっている。


湖から細い道を挟むとすぐに畑である。


あふれる瓶と缶。
漁師が多いからか、島民はお酒がとても好きそうである。


まずは「汀の精」というカフェで昼飯を食べる。
氷魚、稚鮎、エビ豆など琵琶湖ならではのとりあわせ

フナの煮付け。

テナガエビの天ぷら。
すべて京都の料亭で食べると桁が1つか2つ多いらしい。
海のものは塩が利いて少しは日持ちするが
琵琶湖の水産物は淡水のためにすぐに腐ってしまう。
なので東京にはなかなか出回らないとのこと。
ぜひいってほしい。要予約。

島唯一の学校、沖島小学校。
全校生徒は10名ほど。

小学校のグラウンドをおばちゃんがゆく。
グラウンドは普通に通路になっている。





沖島は車もバイクもない。
道が細すぎて運転できない。
あるのは三輪の自転車ばかり。


町の中心部へ。

そこでも三輪チャリ。

座席には鍋


これはポリバケツだ

こちらはカンカン。


島の誰もが被っている帽子が干してある。
三輪の自転車、帽子に割烹着、
船で少し渡っただけで独特のカルチャーが発達している。



島の反対側へ行く。
太平洋から日本海へ来たようにがらりと雰囲気が変わる。

こういわれてもどうしたらいんだろうか。



ビニールが干されている。これこそエコだ。
ビニールの汚れはとれてないけれd。


洗濯機のドラムが植木鉢になっている。
これこそエコだ。


打ち合わせを終えて、沖島を発つ。

淡水の島という特異な条件ながら
まったくもって観光化されていない。
人は少なく、車もバイクもないから音がない。
大阪から日帰りで来れる場所にこんな宝石のような場所があったとは。

さらば沖島、また来る。

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