雨の徳島

徳島中心部をふらふらと歩く。

紳士服店のディスプレイには若かりしさんまがいる。

まるでPOPを設置したときから服もそのままのようである。

さんまはここにも。

さんまの親戚か何かだろうか。

大雨の中の繁華街を野良犬のように歩く。

すばらしいピンクの色褪せ方である。

もう現代では再現できないだろうすばらしい看板。

こちらの看板もすばらしい。

ヤングレディという表現がもはやヤングではない。

某コンビニを真似た店。

看板がすべて裏返しに鳴っている。

きっと某コンビニから苦情があったのだろう。

もう平成生まれには意味がわからない店名なのだろう。

あの有名チェーン店とくらべると「っ」がない。

メニューもかなり違う。

数時間しか歩いていないが

徳島は、大阪ミナミとどことなく似ている。

大阪は町の古いもの（といっても昭和あたり）を

どんどん壊して新しいものを建てていったが

徳島は新しいものを作る財力もなく古いものがそのまま残っているような。