2016年5月31日火曜日

加美町のドリーム

仙台から北へ1時間。宮城県加美町へやってきた。 
山があるけど山がちではない。少し高くなった大地に緑がゆるく広がっている。




 集落の端で見かけた昔話のような茅葺きの家に違和感。


古いキャデラックと




大きな扇風機。映画のセットだったのだろうか。


加美町のカリスマ農家、自然農法の長沼さんの話を聞く。

はじめは普通に農薬を使って米を作っていたが、
カモがかわいいからと合鴨農法にチャレンジした。
合鴨が大きくなりすぎてかわいくなくなったのと、
何でも食べてしまうのとで、有機農法に切り替えた。
それから『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんとの出会って、
農薬も肥料も使わない自然農法に行き着いた。
はじめの数年は、収量も少なく、草がぼうぼうと生い茂って大変だった。
農薬と肥料でまみれた土地がきれいになって本来の強さを取り戻したのだと。
肥料を与えるということは、周囲の雑草にも肥料を与えるので
草がたくさん、強く生えるのだそうだ。
しかし、次第に稲とその他の植物が共生をしていった。
やがて、田んぼに動物がやってきた。
タニシ、カワニナ、それを食べるホタル。
今では子どもたちが蛍を
毎日田んぼに行きたくて仕方がないのだと。

こちらは普通の田んぼ。水が汚く、生物も見当たらない。


こちらが田んぼ。真ん中の丸いのがタニシである。
他にもゲンゴロウのような水生昆虫がいた。 水も透明だ。


自然農法で育てているのは、ササシグレというお米である。
ササニシキの親の品種。
少ない栄養で育つので自然農法に向いている。
ササシグレは糖分が少なく、
噛めば噛むほど味が出てくる。
普段、甘いお米を食べている我々には物足りないが、
酢飯にはちょうどよく寿司屋に大人気。
大手の築地玉寿司が「ササシグレ」という名の店を表参道ヒルズに出したほど。
今は生産が追いつかないほど人気なんだこと。

自然に戻り、動物が増え、潤い、地元が元気になる。
こんな夢のような話があるのだなあとつくづく思う。

2016年5月27日金曜日

新幹線とスチュワーデス

羽田で大韓航空機の事故があったからだろうか、
ANAの乗務員が新幹線を待つているという珍しい光景に出くわす。(品川駅)

岡崎散策 その2

「岡崎でディープなところはどこですか? 」
と聞いたところ教えてもらったのがここ松本町。
お寺の入口がアーケードになっている。
すさんだ懐かしさとでもいおうか、空気感が確かに違う。


アーケードを進んでいく。
寺の手前に感じのスナックがある。
聖と俗の大隣接。
お寺は松應寺といい、家康の父松平広忠の菩提寺である。



寺の周囲は味わい深く、以前は花街だったそうだ。
家康の父は女好きだったのだろうか。
どこからともなく三味線が流れている。




古い家屋には洒落た店が入っている。


怪しい写真館もあるが閉まっていた。


扉をくぐると、観音様。


三味線の練習中であった。
松本町に響いていた三味線の音源はここだった。 



1泊2日の岡崎の旅(といっても仕事であるが)

最後に川沿いの菅生神社で御朱印をもらう。
きれいな御朱印だと思って写真を撮ると、
突然風が吹き、御朱印の上の薄い紙が宙に舞った。

吹き上げられた紙は木の上まで飛んでいって、
ちょうど鳥居とご神体の間の神社の中心ラインでぐるぐるぐると浮いている。
なかなかそこから落ちてこない。ああ、これは神様が遊んでいる。
しばらくすると、ハラハラと紙はは落ちてきて、
ちょうど神社の境内ギリギリでしっかりとキャッチ。

町を堪能し、 素敵な人々と会い、神様にも遊んでもらったところで、
満足してお江戸へ向かう。

2016年5月26日木曜日

岡崎散策


列車を間違いに間違い、岡崎に到着した。 
町の真ん中にのびのびと川が流れ、川岸には城やホテルが佇んでいる。


岡崎城が町を見下ろし、

タワーマンションが城を見下ろしている。


町の中心部は商店街が広がっている。
そこにはチェーン店はほとんどなく、味わい深い個店ばかり。
特に気になったのがこのお店。




SONYのロゴがひとつひとつ違う。


駐車場の看板もまた見事だ。 

店舗にインパクトがあるからか、隣の店舗も視線を向けている。




電波系の商店だろうかおそるおそる店内に入ってみると、
きちんとした町の電気屋さんであった。
店主がずっと独り言を言っていたりということはなかった。


さらに散策を続ける。
上品なおばちゃんが植物と動物の世話を同時にしている。





HONDA HONDA  HONDA ...ホンダのバスってっあったっけ?
ISUZUのバスにHONDAのマーク
どうやらホテルにHONDA野球部のバスが泊まっているようだ。

(つづく・・・・)

赤い電車

眩しいほどに赤い



人生初の名鉄電車である。

注意も赤い。


赤い列車で名古屋から岡崎を目指す。
しかし、東へ行くところを間違って南の知多半島へと行ってしまう。
30分経ってから気づく。
一度名古屋に戻って乗り直すと、さらに行き先を間違え、
30分行けるところを1時間半で岡崎へ。

名鉄は1つのプラットホームで路線が違う列車が数々来るので
初心者には中々難しいとのことであった。いや、本当に難しい。

2016年5月25日水曜日

帯に長し ベルトに長し

ただただベルトが長過ぎる。  (栄 名古屋)

オシャレな清掃員

イエローベストとグリーンのキャップのコーディネイト
そしてワンポイントのレッド。 (栄 名古屋)

2016年5月24日火曜日

プレミアムな男

道中にハイチュウプレミアムを食べながら
座り心地の良い近鉄特急で眠るなんてなんて贅沢なんだろう。  (八木駅 奈良)


2016年5月23日月曜日

コンビニ前の人生

コンビニのベンチの前で就活生らしき女性が一生懸命に何かをしている。


びっしりと書かれたエントリーシートに写真を貼っていた。
 今から面接だろうか。
ただの昼休みが、ある人間にとっては人生がかかった時になっている。
がんばれ、就活生。 (堂島)

おっさんと水

逆光の中、おっさんが握りしめる水だけが輝いていた。 (梅田)

2016年5月21日土曜日

その先の立ち食い

サラリーマンが駅のコンコースで蕎麦をすすっている。

どうしてこんなところで食べているのだと思ったら、
蕎麦屋が満席で外で食べるしかなかったよう。 


入れる者と入れざる者。この差は大きい。 (福井駅)

右折を待つ

右折を待つおっさんの、そのカゴがえらいことになっている。 (六万体)

マンションの空き

斜面を物ともせずに小学生がゲームに興じている。
マンションの空きスペースがあればどこでも
遊び場にしていたなと自身の少年時代を思い出す。(上本町九)

うなだれる兄

信号待ちでうなだれる兄と上を向く妹。 (上本町九)

2016年5月20日金曜日

影の監督

きっと先発メンバーを金本監督に指示しているのだろう。


2016年5月18日水曜日

朝から愛

寝不足でぼーっとした頭で通勤する己を前に、朝から仲良く通勤する二人

地下鉄の入口の手前でその手をほどいた。 (六万体)


2016年5月17日火曜日

郵便局員の休憩

おそらく配達は終ったのだろう。 (堂島)

2016年5月16日月曜日

神の独占


神社の境内で見つけた看板。
一体誰か他にどんな神様を祀るというのか。 (笠 桜井)

2016年5月13日金曜日

直射日光と熱

子どもの額に熱さまシートが張られている。
直射日光を思い切り浴びてシートの効果は薄そうである。 (上汐)

2016年5月8日日曜日

子どものために

子どものためにがんばって働いているママに見えなくもない。(汐留 東京)