2017年6月26日月曜日

封じるおばはん

封筒の開封部のシール部分を舌でベローッと舐めて、ポストに投函。

その数、十数枚ほど、一連の無駄のない動きだ。
事務のおばちゃんの匠の技だった。  (梅田)

つい足元を見る

足元が違うにしてもほどがある。  (堂島)

コンパクトな思い込み

スマホの画面を見ているのだと思ったら携帯ラジオを
顔に近づけて聞いていただけだった。 (梅田)

暗い縦縞

阪神が連敗中だからか、おじいさんも暗かった。  (阿倍野)

2017年6月24日土曜日

望遠鏡を覗く



望遠鏡を覗く人はどうやら口が開くようである。  (大野山 猪名川町)

2017年6月22日木曜日

一部始終

女がうずくまって泣いていた。

男は声を掛けるが女はずっと泣いている。

手のつくしようがないと立ち尽くす男。
別れ話でも切り出したのだろうか。

人が通り過ぎてゆく。

男が声を掛ける。ようやく反応があった。

女は立ち上がった。


そして、一気にダッシュした。

男はなんとか女を捕まえた。


女はまだ泣いている。男は冷静だ。


そして、どこかへ立ち去った。 
このあと、二人は別れたのだろうか。   (梅田)

2017年6月20日火曜日

原因と結果

画面中央の酒がこうさせたのだろう。  (堂島)

威風堂々

まるで優勝パレードのように二人は毅然として群衆の中を行く。


自転車の2人はより人が多い繁華街の方へ消えていった。 (梅田)


夏が来た

信号を待つおっさんはわずかな影を求めていた。  (烏ヶ辻)

2017年6月12日月曜日

国道の墓場

国道の標識が打ち捨てられていた。  (友江 大野市)

2017年6月2日金曜日